令和元年度 布教講習会報告

開催期日　令和元年10月17日〜10月18日
会　場　　八百治博多ホテル　     参加者  約39名

布教講師　佐野俊也 老師　法光寺住職　特派布教師 (北海道えりも町)
演　　題　「智慧と慈悲に導かれて　〜共に学び　共に生きる〜」

人権学習講師 自覚大道師 善隆寺住職 大分県宗務所人権擁護推進主事(大分県中津市)
演　　題　「日本に暮らすイスラム教徒の人権を考える」

開催内容
布教の初歩的な指導として、初心者にも受講しやすいカリキュラムを構成。
昨今、お寺離れが進み、寺檀関係や寺の在り方そのものを僧侶として真剣に再確認し、即座に実践していかなければならないという危機感から、お寺の役割というものをしっかり見つめ、今から私たちにできる具体的な実践法を老師自身の経験から伺い、色々な面で布教のあり方を問う事の出来た貴重な経験となった。

講義中のご法話を拝聴しながら、やはり布教師その人の生き方、心掛けそのものが現れるような法話でなければならないと反省をしつつ、さらに見聞や研鑽を重ねこれからも弁道精進を心がけていきたいと参加者自身が前向きになり、一同感銘を受けた。

また人権学習では、お寺でイスラム講座を開き、多文化共生への啓発に尽力する自覚師より、イスラームへの偏見・差別を考え、普通のイスラーム教徒を知るため、まず一神教を理解し、基本的な教えや習慣を学び、一人の人間として互いに認め合い尊重することの大切さを教わった。