令和元年度「禅をきく会」報告

令和元年11月14日
都久志会館ホールにおいて「禅をきく会」を開催しました。

いす坐禅では、坐禅指導を佐賀県長栄寺住職壽山俊道管区布教師より、長年永平寺での参禅者指導の経験を活かし「調身・調息・調心」をわかりやすく解説いただき、静寂な雰囲気へと観客を誘うことが出来ました。

その後、広島県普門寺副住職吉村昇洋老師より「禅の精進料理」と題し講演をいただいきました。

著書「精進料理考」より、曹洞宗の教える「食事」に関する心がまえや実践、また精進料理と野菜料理の違いなど、やさしい語り口で聴衆が非常に理解しやすい内容でありました。

禅の精進料理で大切な、仏道修行としての調理する側の心構えと、いただく側の心構えや食材との向き合い方などを中心に、日常生活の一つ一つに心を込め、丁寧に向き合っていくことの積み重ねの連続が仏道修行であるということ等、十分に理解されたのではないでしょうか。

アンケート結果からも大変理解がしやすかったとの好評を得、390名の参加者にはこの「禅をきく会」で過ごした時間がこれからの生活の一つの指針になっていくことを切に願います。